「自社製ムーブメント」というフレーズが、時計業界でさかんに喧伝されるようになって久しい。はじめ新鮮だったこの言葉も、最近はいささか食傷気味。独り歩きしている感が否めない。そして、聞くたびに心の内で呟く。「どうせ、また、手が出ないくらい高いんでしょ?」。時計の値段を吊り上げるだけの自己満足に、何の魅力があるのだろう......? 2009年、その常識を一変させる出来事が起きた。自社製ムーブメントを搭載した時計が、われわれの手の届く場所に下りてきたのだ! それを成し遂げたのは、やはりこの3ブランド。超絶機構のクロノグラフをカリスマモデルに搭載したIWC。人気No.1モデルの新作を完成度抜群に仕上げたブライトリング。高性能はそのままにコストパフォーマンスを重視したパネライ。これらが大人気なのは、価格のせいだけではなく、世に数多くある凡作とは一線を画す渾身の一本だから。ならば宣言しよう! 2009年は、真の意味での"自社製ムーブメント元年"だと!!