「時計業界がかつての活気を取り戻そうとしている」そう予感させるにじゅうぶんな、今年のバーゼル新作の充実ぶりだった。ここでいう充実とは、時計のラグジュアリー化では、決してない。以前ならば、各社がブランド戦略を優先し、大衆をおきざりにした複雑機構や高級志向のひけらかしばかりが目に映った。でも今回は違う。伝統ある一流から新進メーカーまでが実用性の高い製品開発にしのぎを削りあう、かつての姿に立ち戻ったのだ。ほんらい時計は飾り物ではなく、使ってナンボの実用品だったはず。過剰な装飾よりも、機能性や使い勝手のよさにこそ真価が問われるべき。その思いに応える"ホンモノ"だけを、ここに一挙公開する!!